予防段階からの訪問看護


予防段階からの訪問看護をおススメします


「LEAF訪問看護ステーション」では、フットケアとアロマテラピーを積極的に取り入れた看護を行っています。

 

足に何かしらのトラブルや不安を抱えている患者さまに、悪化する前の予防の段階から関わり、患者さまが最期まで自分の足で歩き、ご家族と楽しく笑顔で在宅生活が継続できるようにと考えています。

 

予防段階から関わることで、認知症の早期発見や、発症しても予後予測がある程度でき、医師との連携、訪問時のフットケアやアロマテラピーのタッチングによる症状の緩和、デイサービス利用や施設入所のタイミングなども計りやすくなります。


訪問看護の現状と私達の想い


現在、訪問看護は、重症な段階からしか導入しないという考えが一般的ですが、まずは、名古屋市全体で、要支援の段階から、持病の悪化や認知症の予防、病状の緩和のために積極的に訪問看護を導入していくことが当たり前になるようになればいいと思っています。

 

要支援から関わり、フットケアを通した予防看護に力を入れることで、認知症など、関わりが難しい病気についても軽度のうちに関われ、予後予測をしっかりし、ご本人やご家族、連携している事業者が、急な変化にうろたえずに、在宅生活の継続やデイサービスの導入、施設入所などがスムーズにできると思われます。

 

要支援から関わることは、病状が安定しているうちから始まり、訪問が長きに渡るため、信頼関係や絆が深まり、意思決定支援もしやすくなります。多死時代を迎えるにあたり、治療や介護の方法、最期の時の過ごし方、死ぬ場所の選択など、ご本人やご家族の意思決定を支え、無駄な救急搬送や薬剤処方を減らし、救急現場の負担軽減、医療費の削減に繋げたいと考えています。

 

また、訪問している患者様、特に認知症の方を安心して託せる施設やショートステイ、デイサービスが少ないという現状もあります。同じ思いの訪問看護ステーション同士が連携し、自分たちの訪問している患者さまを託しても安心できるデイサービスやショートステイ、施設を運営できたら、と思います。

 

託老所やホームホスピスといった形にしても良いのではないでしょうか。最期まで患者さまを看ることができる看護は、看護師としても看護に対する満足感が得られるため、訪問看護師を増やすことにも繋がると思います。